宮城産カローラHV発売 トヨタ、大衡で全量生産

トヨタ自動車は6日、小型乗用車「カローラ」のハイブリッド車(HV)を発売した。セダン、ワゴンの2タイプで、従来のガソリン車とともにトヨタ自動車東日本宮城大衡工場(宮城県大衡村)が全量生産する。トヨタが宮城県内でHVを製造するのは初めて。
 トヨタ東日本は2011年末から、岩手工場(岩手県金ケ崎町)で小型HV「アクア」を手掛けている。市場の拡大が見込めるHVの幅が広がることで、東北の拠点性が一段と高まりそうだ。
 排気量1500ccのエンジンとモーターで走行し、燃費はガソリン1リットル当たり33.0キロ。プリウス(32.6キロ)を上回り、アクア(35.4キロ)に次ぐ性能を達成した。エンブレムなど以外に外観上の変更はない。
 価格はセダンの「アクシオ」が192万5000円~209万750円、ワゴンの「フィールダー」が208万5000円~226万円。
 HVタイプの月間販売目標は合わせて2500台。トヨタ自動車によると7月末で6300台の受注があり、3分の2をワゴンが占めている。

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