宮城県、五輪メダリストを特別表彰へ 芥川賞の石沢さんも

宮城県は23日、いずれも県にゆかりのある東京五輪メダリスト3人と、第165回芥川賞に選ばれた仙台市出身の石沢麻依さんに「特別表彰」を贈ると発表した。授与の日程を調整している。
 メダリスト3人は野球で金メダルを獲得したプロ野球東北楽天の田中将大投手と浅村栄斗内野手、卓球男子団体で銅メダルを手にした張本智和選手(木下グループ、仙台市出身)。
 石沢さんはデビュー作「貝に続く場所にて」が芥川賞に決まった。県出身者の同賞受賞は、1991年に「自動起床装置」が選ばれた辺見庸さん(石巻市出身)以来2人目。
 村井嘉浩知事は23日の定例記者会見で、世界の強豪と激戦を繰り広げたメダリスト3人を「国民に大きな感動と夢を与えた」と称賛。石沢さんについては「県出身者の芥川賞受賞は30年ぶりの快挙であり、県民に大きな喜びと誇りを与えた」とたたえた。
 特別表彰はスポーツ・文化などの分野で活躍した県関係者が対象。これまで27人・12団体が受賞している。

タイトルとURLをコピーしました