宮城県、療養先に仙台・作並のホテル1棟借り上げ

宮城県は13日、新型コロナウイルスに感染した軽症者と無症状者の療養先として、仙台市青葉区作並のホテル「La楽リゾートホテルグリーングリーン」(206室)を11日に1棟ごと借り上げたと発表した。
 村井嘉浩知事が13日の定例記者会見で明らかにした。ホテルに常駐する県と仙台市の職員を対象にした研修会を14日に実施した上で、入院中や自宅待機中の患者を順次移送する。計200人まで収容可能。
 当面、県と仙台市が看護師や事務職員を1日当たり最大5人派遣する。患者の容体急変に備え、昼夜を問わず医師を呼べる態勢を整える。
 療養先の選定は、県と業務委託契約を結んだ日本旅行業協会東北支部(仙台市)が担った。風呂とトイレが付いた個室を一定数備える点が決め手となった。
 村井知事は「いずれは200室で足りなくなる可能性もある。協力に前向きな施設と調整し、感染が拡大した際は即座に契約できるようにしたい」と述べた。

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