宮城県がクマ出没警報 目撃急増、人身被害の恐れ

宮城県は28日、クマの目撃件数が急増し、人身被害が発生する危険があるとして、県内全域に「クマ出没警報」を発令した。人への被害の恐れがある警報を出すのは昨年10月(12月に解除)以来。

 期限は7月31日。県によると6月の目撃件数(28日時点)は178件で、過去5年間の6月の平均(139件)を大幅に上回った。

 県は①鈴やラジオなどで音を出す②単独行動をしない③餌となる生ごみを放置しない―などの対策を呼びかけている。

 県自然保護課の担当者は「万が一クマに遭遇した場合、急な動作をするとクマを刺激し、襲われる可能性が高い。落ち着いて、静かに背中を見せないで離れてほしい」と話している。

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