宮城県人口1年で2183人増 震災後の大幅減から一転

宮城県は、県内の推計人口年報(2012年10月1日現在)を発表した。総人口は232万5407人(男113万775人、女119万4632人)となり、1年間で2183人(0.09%)増えた。11年は東日本大震災の影響で前年比2万4941人(1.06%)の大幅減となっており、1年で増加に転じた。
 増減率の高い市町村は表の通り。増加したのは35市町村中、7市町。増加率が最も高いのは前年に続き大和町で、1.92%(495人)だった。前年4位(1.82%)だった大衡村は0.20%の減となった。
 減少したのは28市町村。減少率が最高だったのは前年に続き女川町で、5.86%(489人)。同町の前年の減少率は震災の影響で16.99%に上っており、減少幅は11.13ポイント圧縮した。前年12.49%の減だった南三陸町は9.99ポイント減った。
 減少数が最大だったのは石巻市の1732人(1.15%減)。次いで気仙沼市の1298人(1.88%減)だった。
 人口動態は自然増減数が4024人の減少(出生1万8229人、死亡2万2253人)。死亡率は前年の14.65%から9.57%に減った。社会増減は6207人の増加(転入11万7596人、転出11万1389人)だった。

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