宮城県人口2年連続増 震災後の激減回復 13年10月現在

宮城県がまとめた県内の推計人口年報(2013年10月1日現在)によると、総人口は232万8143人(男113万3358人、女119万4785人)で、1年間で2736人(0.12%)増えた。推計人口の増加は2年連続で、東日本大震災による激減から回復基調にある。
 市町村別の増減率は、高い順にそれぞれ表の通り。増加は35市町村のうち9市町村で、大和町が前年に続いて最も高く、2.28%(600人)。富谷町2.17%(1066人)、名取市2.15%(1560人)と続いた。仙台市は0.72%(7634人)だった。
 減少は津波被災地や高齢化が進む郡部を中心に26市町。減少率は高い順に女川町6.44%(506人)、山元町4.30%(593人)、南三陸町3.12%(464人)だった。
 減少数が最大だったのは石巻市で1182人(0.79%減)。次いで栗原市の1085人(1.49%減)だった。
 人口動態は、自然増減が3349人の減少(出生1万9144人、死亡2万2493人)。社会増減は6085人の増加(転入11万8367人、転出11万2282人)となった。
 11年の推計人口は、震災の影響で前年比2万4941人(1.06%)減少。12年は前年より2183人(0.09%)増えた。

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