宮城県内で交通事故が多かった交差点 仙台市の「六丁目交差点」6年連続ワースト1位 交差点の形状が要因

宮城県内で去年、交通事故が多かった交差点を日本損害保険協会が調べたところ、仙台市若林区の「仙台バイパス六丁目交差点」が6年連続でワースト1位となりました。 事故が多い理由は、交差点の形状にありました。 損保各社で作る日本損害保険協会は、毎年交通事故が多い全国の交差点を調査していて、去年、県内で最も人身事故が多かったのは「仙台バイパス六丁目交差点」の10件でした。六丁目交差点は、これで6年連続のワースト1位です。 日本損害保険協会東北支部の柴田文明事務局長は、事故が多い理由について、それぞれ10車線ある国道4号バイパスと県道が交わっていて、交通量が非常に多いことと交差点の形状にあると指摘しました。 日本損害保険協会東北支部・柴田文明事務局長「交差点の形状がアルファベットのエックス字に近い形状になっていまして、右折時左折時、特に左折時には前方進行方向が見えなくなる、見えにくくなる」 この交差点では鋭角に左折するケースもあり、その際に歩行者や自転車が木や植え込みの陰に隠れて、発見が遅れてしまうことがあるということです。 柴田さんは六丁目交差点を利用するすべての人に周りの状況を十分に確認するよう呼び掛けています。 県内の事故の多い交差点の上位6カ所を順に見てみます。 いずれも仙台市内で、六丁目交差点で10件、鹿又交差点と東二番丁定禅寺通交差点で8件。東二番丁広瀬通交差点、根岸交差点、長命ヶ丘東交差点が7件となっています。 いずれも車線が多く、交通量が多いのが特徴です。

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