宮城県は30日、2023年10月時点の住宅・土地統計調査の結果を公表した。空き家数は前回調査の18年と比べて9500戸(7・3%)増え、過去最多の14万戸となった。
空き家率は12・4%で、0・4ポイント増。全国平均(13・8%)と比べると1・4ポイント低い。
空き家のうち、8万戸(57・1%)を賃貸用住宅が占め、7300戸(10・0%)増えた。転勤や入院などで長期間持ち主が不在となる空き家は5万1800戸(37・0%)だった。
住人がいる戸数を含めた総住宅数も過去最多の112万9100戸で、3万9800戸(3・7%)増えた。
空き家数は東日本大震災の影響で一時的に大幅に減少したが、18年調査から上昇に転じた。調査は5年に1回全国で行われ、県は今回計約6万3000戸の状況を調べた。