宮城県内強風、JR混乱 仙台では初雪観測

宮城県内は27日、強い冬型の気圧配置や上空の寒気の影響で風が吹き荒れ、冷え込みの厳しい一日になった。各地で強風による交通機関の乱れや停電が相次いだほか、仙台では初雪が舞った。
 仙台管区気象台によると、午後4時現在の最大瞬間風速は大崎市古川27.0メートル、石巻25.9メートル、仙台市青葉区新川と大崎市鹿島台24.3メートルなど。
 JR在来線は強風のため東北、仙山両線などの上下42本が運休、45本が最大2時間46分遅れ、計2万1880人に影響した。加美町や大崎市など県北部では未明からの強風による高圧配電線の断線などで、延べ965戸が一時停電。午前10時半ごろまでに復旧した。
 一方、気象台は仙台市宮城野区の敷地内に雪が降ったとして、初雪の観測を発表した。仙台の初雪は平年より3日遅く、昨年より4日早い。県内は寒気の影響で日中に気温が下がったところが多く、仙台は午前10時に8.0度を観測し、午後1時に4.8度になった。
 気象台によると県内は28日、高気圧に覆われるため晴れや曇りだが、山沿いでは雪の降る所がある見込み。予想最高気温は仙台10度、石巻と白石9度、古川8度。

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