宮城県産品、首都圏やオンラインでPR 東京・池袋のアンテナ店に代わる販促策、県がまとめる

宮城県は18日、本年度閉店するアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」(東京・東池袋)に代わる県産品販売促進策をまとめた。全国で県産品の知名度を上げる取り組みや、オンラインでの販売を強化する。

 首都圏や関西、東海、九州でスーパーマーケットやコンビニで県産品のアンテナコーナーの設置を目指す。見本の試し利用や試食をしてオンラインで購入してもらう「オンライン マージズ ウィズ オンライン(OMO)」方式を実施する。

 販売データの分析に基づき、各事業者に助言する「売れる商品戦略コーディネーター」も導入、各事業者の経営力を高める。

 販促策は、18日に販売業者や学識者らで構成する県懇話会で話し合われた。

 座長を務めた宮城学院女子大の大谷尚之教授(経営学)は「事業者の自力向上や販路拡大など大きな目的を見失わず、新事業をしっかりと展開することが重要。宮城のファンを大切にしてほしい」と述べた。

 県は「費用対効果が見合わない」としてプラザの閉店を決定。プラザを運営する県物産振興協会(仙台市)は、次の新たな店舗を探している。

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