宮城県登米市で「市民オーナー発電所」 300万円で50kWの太陽光発電所オーナーに

酒類・食材等の店舗・卸売事業などを展開するパスポート(神奈川県)は、少額出資で発電所のオーナーになれる「市民オーナー発電所プロジェクト」で、宮城県登米市の市民限定で50kW太陽光発電所のオーナーの募集を開始した。
「市民オーナー発電所プロジェクト」は、未利用地を活用し、平時は固定価格買取制度のもとで売電収入を得て、災害時には非常用電源として防災に貢献するもの。登米市では、1反歩程度の遊民地を活用して、50kW太陽光発電を約50カ所建設する予定。募集枠は50件限定。締切は12月末。
登米市は日射量に恵まれており、同社は50kWの太陽光発電所で年間190万円程度の売電収入を見込む。通常、同規模の太陽光発電所の建設には2,000万円程度の資金が必要だが、このプロジェクトでは、300万円の出資で約50kWの太陽光発電所のオーナーとなれる。期間は20年間で、初めの12年間は地代として年間25万円、13年目からの8年間は太陽光発電所からの売電利益がオーナーの収入となるしくみ。
なお、パスポートは、東日本大震災以降、太陽光発電システムの販売・設置も手がけ、鹿児島県いちき串木野市では、メガソーラーと地域活性化を融合した取り組みを行っている。今回のプロジェクトは、ガイアシステム(兵庫県)と、パスポートの子会社テラソルと共同で行う。

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