国民体育大会=国体について、宮城県の村井嘉浩知事は「廃止も一つの考え方」などと述べ、現在の運営方法を変えるべきとの考えを示しました。
宮城県 村井嘉浩知事
「今と同じ47都道府県対抗戦の国体でいいのか。私の個人的な考え方として、廃止も一つの考えではないかと思っていますが」
宮城県の村井嘉浩知事はきょうの会見でこのように述べ、各都道府県持ち回りで開催されている国体について、現在の運営方法を変えるべきとの考えを示しました。
選手団の旅費など財政負担が大きいことに加え、大都市の方が選手層が厚くなるとして、「47都道府県で順位を競うことに意味があるのか」などと疑問を呈しています。
一方で、「何もかもやめるのではなく、マイナー競技や障害者のスポーツ大会は継続するなど、3巡目が始まる前に一度立ち止まって議論すべき」などと述べています。
村井知事は現在、全国知事会の会長を務めていて、今後、知事会としての考えを日本スポーツ協会に提出する方針です。