2024年産の宮城米の魅力を発信する新CM発表会が24日、東京都内であった。CMに8年連続で出演する仙台市出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が登場し、宮城米のおいしさをPRした。
25日に放映が始まった新CMは「ひとめぼれ」の2編と、「みやぎ米」の計3編。老若男女で食卓を囲み、ごはんをかきこんだ2人の「このうまさ、まさにひとめぼれ!」「ウマーベラス!」といった息の合った掛け合いが見どころだ。
富沢たけしさんはひとめぼれについて「粘り、つや、うまみ、香りとバランスが非常にいい。なんでも合う」とアピール。伊達みきおさんは都内で米が品薄状態となったことに言及し「宮城にはお米がたっぷりある。ぜひ買いに来て」と呼びかけた。
宮城県産の新米、全国へ 貨物列車の初荷式
宮城県産の新米を全国に出荷する貨物列車の初荷式が25日、仙台市宮城野区のJR貨物仙台貨物ターミナル駅であった。ひとめぼれ10・8トンを積んだ列車が名古屋市に向けて出発。同市内のスーパーなどで販売される。
JR貨物東北支社やJA全農みやぎなどの関係者約30人が出席。神事の後にテープカットなどをし、午後0時50分発の列車を見送った。名古屋貨物ターミナル駅(名古屋市)には26日午前11時半ごろに到着する。
昨年までは名古屋行きのコメの一部はトラック輸送だったが、運転手の残業規制が強化された「2024年問題」により、全量を鉄道輸送することにした。
宮城県全体の刈り取り状況(24日現在)は作付面積の29・1%。ひとめぼれの1等米比率は88%に上る。
全農みやぎの佐野和夫会長は「米どころとして受け継いできた誇りと情熱を持って出荷し、全国の消費者に届ける」と意気込んだ。