宮川紗江選手「納得いかない」 暴力で体操コーチに無期限登録抹消処分

体操の世界選手権(10~11月・ドーハ)女子代表候補の宮川紗江選手(18)が練習中に暴力を受けたもののパワハラではないとの認識を示し、速見佑斗コーチ(34)に対する日本体操協会の処分に疑義を唱えた問題で、宮川選手は29日、東京都内で記者会見した。暴力行為があったことを認めた上で処分については「重さには納得いかない」と述べた。

日本協会は速見コーチが頭をたたくなどの行為を認めたために無期限登録抹消などの処分を下したと説明したが、宮川選手は代理人弁護士を通じ「パワハラされたと感じていません」と主張し、引き続き速見コーチの指導を受けることを希望。同選手側は、処分の通知にいつの暴力なのか具体的な記述がないことも問題視している。

日本協会は29日午前に「指導者による暴力行為を認定したときは被害者が暴力を許容したとしても、協会として許容することはない」との見解を発表した。

速見コーチは東京地裁に指導者の地位保全を求める仮処分の申し立てを行っている。

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