宿泊促進事業「トク旅」を再停止 仙台市「移動促せない」

仙台市は15日、東北在住者を対象とした独自の宿泊促進事業「Travel仙台 選べるトク旅キャンペーン」(トク旅)を19~31日、一時停止すると発表した。昨年12月28日~今年4日の一時停止を経て、5日に再開したばかりだが、宮城県内の新型コロナウイルス感染者の急増を踏まえた。
 市の担当者は「感染拡大が急速に進んでいる。移動を促すことは控えたい」と再停止の理由を説明。再開時期は「新規感染者数と療養者数を注視し、慎重に判断する。一つの区切りとして今月中を期間として示した」とし、4月以降の停止継続の可能性を示唆した。
 市は19~31日の予約がキャンセルされた場合、トク旅事業で施設側に支払う補助金相当額を「支援金」として支給する。トク旅は市内の旅館、ホテル、簡易宿所、民泊の118施設に宿泊する際、1人最大5000円を割り引く事業で、昨年9月にスタートした。

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