寒気、容赦なし 東北各地で大雪 交通機関にも影響

 冬型の気圧配置が強まった24日、上空に氷点下44度の寒気が入り込んだ東北地方は、各地で大雪に見舞われた。吹雪による事故や高速道路の通行止めなどが相次ぎ、交通機関にも影響が出た。
 仙台管区気象台によると、午後5時現在の各県庁所在地の積雪は青森138センチ、山形64センチ、秋田63センチ、盛岡38センチ、福島13センチ、仙台5センチ。各地とも平年を大きく上回っている。
 青森県八戸市では乗用車、大型トラックなど13台が関係する事故が発生し、2人が軽傷。秋田県横手市の秋田自動車道では乗用車など7台が次々と追突し、4人がけがを負った。秋田道は約8時間、全線で通行止めとなった。
 JR東日本仙台支社によると、山形新幹線は大雪の影響で、同日午後4時半以降の上下19本の運転を中止した。
 仙台空港では国内線4便が欠航したほか、11便に最大2時間の遅れが出た。東北自動車道泉-古川インターチェンジ(IC)間は吹雪のため、上下線とも約7時間通行止めとなった。

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