対応迫られるテレビ局 ジャニーズ名称変更で

ジャニーズ事務所は2日の会見で、創業者による性加害をイメージさせる「ジャニーズ」の名前が使われた社名や所属グループの呼称を変える方針を示した。 【写真】ジャニーズ事務所  冠番組などを放送してきたテレビ各局も今後、対応を迫られる。  所属グループで対象になるのは「関ジャニ∞」や「ジャニーズWEST」、CDデビュー前の若手らを総称する「ジャニーズJr.」など。このうち関ジャニ∞は、フジテレビ系の「関ジャニ∞のあとはご自由に」、テレビ朝日系の「関ジャム完全燃SHOW」と二つの番組を持つ。グループ名が変われば、番組名の変更などが必須になる。  テレ朝系のバラエティー「#裸の少年」はジャニーズJr.が出演し、タイトルが性的なイメージを想起させるとも指摘される。テレ朝の西新常務は9月下旬の会見で「今後、企画をリニューアルする可能性がある」と話した。  NHKの「ザ少年倶楽部」(BSプレミアムなど)にもJr.が多数出演。山名啓雄メディア総局長は直近の定例会見で、「さまざまな意見をいただいており、内容の変更を含め検討していきたい」と明かした。  この他、フジ系では例年大みそかに、事務所所属の複数のグループによる年越しライブ「ジャニーズカウントダウン」を生中継してきた。ファンから絶大な支持を集め、放送の継続を求める声は強いが、同局によると現状では開催自体が未定。ラジオ局や舞台にもジャニーズの名を使った番組や作品がある。長く「人気ブランド」として流通してきた名称だけに影響は多方面に及びそうだ。

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