創業支援のマコト・プライム(仙台市)は20日、人工知能(AI)活用を得意とするカンダ・クオンタム(東京)と業務提携を結んだ。対話型AI「チャットGPT」を使い、地方企業の課題解決に取り組む。
カンダ社はチャットGPTと高速の量子コンピューターを組み合わせ、ビジネスマッチングや議事録作成などのサービスを提供している。業務提携により、マコトと接点のある東北の企業にサービスを広げ、各社の課題解決につながる新サービスを共同で企画する。
AI技術が進歩する中、企業での活用は首都圏と地方との格差が広がっている。両社はこうした現状を危惧し、互いの強みを生かす業務提携を決めた。
マコトの竹井智宏代表は「カンダ社は地方に可能性を見いだしており、全ての地方企業にとって大きな味方になる」と力説。カンダ社の元木大介社長は「地方にはすてきなアイデアを持つ人がたくさんいる。チャットGPTを始めとしたAIによって、活用のハードルは大きく下がった」とAI導入の必要性を強調する。