2019年5月15日、韓国・JTBCは、韓国から多くの観光客が訪れる対馬で、一部の店などが「韓国人お断り」の張り紙を出している理由について報じた。
記事によると、対馬の中心地では至る所に「韓国人はお断り」の張り紙が貼られている。ある店に理由を尋ねたところ、店主は「韓国人観光客は値引きしろと言ってくる。韓国人男性2人が1人の女性をめぐりけんかする騒ぎが起きたこともある」と話したという。
一方、韓国人観光客からは「不快だ」「店でも歓迎されず、言葉が通じないふりをされる」などと反発の声が上がったという。ただ、同じ韓国人からも一部の観光客の「マナー問題」を指摘する声も上がっているようだ。対馬で店を運営するある韓国人は「店に酒やキムチ、調味料を持ち込み、ごみ捨て場状態にして帰るケースが多い」と不満を漏らしたという。
また、対馬の名所である和多都美神社や展望台はハングルの落書きで埋め尽くされている。道に落ちているたばこの吸い殻や箱はほとんどが韓国のメーカーのものだそうで、「店の前でたばこを吸わないでください」とハングルで書かれた貼り紙も多く見られるという。
さらに、増加している韓国からの釣り人にも地元の人は頭を悩ませているという。対馬にあるイカ釣りの名所の堤防の入り口には大きな文字で「韓国人立ち入り禁止」と書かれている。これは村の公式な立場ではなく一部の住民によって書かれたものだという。周辺の住民は「庭の花を見るために家の中に入ってくる韓国人が多い。韓国では当然のことなのだろうか」と戸惑っていると伝えられている。別の漁村や、日本渚100選に選ばれた海水浴場の砂浜にもハングルの書かれたごみが至るところに落ちており、漁民らからは「ごみのせいで漁ができずにいる」との苦情も出ているという。
最後に記事は「日本に対する正当な批判は必要だが、基本的なマナーは守るべきだ」と伝えている。
これを見た韓国のネットユーザーからは「韓国人はエチケットについてもっと学ぶべき」「外国では国民1人1人が外交官。国の恥をさらさないよう、秩序とマナーを守って行動してほしい」「静かできれいな日本が好きで旅行に行っているのだから、日本人のマナーや文化に合わせて行動するべき」などと訴える声が相次いでいる。中には「同じ韓国人として、日本の皆さんに代わりに謝罪したい」との声も。
その他にも「韓国の漢江公園に行くと、韓国人の市民レベルがはっきりと分かる。お年寄りから若者までみんな当たり前のようにごみを放置して帰る」「他の国でも『韓国人お断りの貼り紙』をよく見る。韓国人は人種差別だと批判するけど、ちゃんと理由がある」「日本で嫌韓が多い場所は大阪や対馬や福岡。すべて韓国人観光客の多い場所だ」などと指摘する声が見られた。(翻訳・編集/堂本)