たばこを吸っている1人の男性。その奥には鳥居がある。これは、神社の敷地内で禁止されている喫煙の様子を捉えたものだ。
さらに、コロナ禍前には境内で歌いながら踊る姿も。いずれも韓国人とみられる観光客だ。こうした迷惑行為が相次いでいるのは、長崎・対馬にある「和多都美神社」。1000年以上の歴史を持つ、由緒ある神社だ。
神秘的な雰囲気を漂わせる神社は観光スポットとしても注目を集め、対馬と韓国が近いこともあり、多くの韓国人観光客が訪れている。
ポイ捨てに迷惑駐車…注意すると“逆ギレ”
一方で、一部の韓国人観光客たちが条例で禁止されている「境内での勝手な喫煙」や「吸い殻のポイ捨て」をすることが問題となっている。
神社の中でたばこを吸う男性に注意したところ「何騒いでんだ!」と逆ギレされ、暴言を吐かれる始末だ。
境内や道路のいたるところに、たばこの吸い殻が捨てられており、付近の住民によると、最近増加しているという。迷惑行為はそれだけではない。神社側によると、車の逆走や迷惑駐車も起きているという。
神社側は韓国人観光客を「出禁」に
こうした迷惑行為に対し、神社側が取ったある対策が物議を醸している。
境内の入口にハングルで、韓国人の立ち入りを禁止する張り紙を設置したのだ。差別行為とも受け止められるこの張り紙。付近の飲食店からは「気持ちはわかるけど、韓国人だけ限定するのはちょっとやりすぎなのでは」との声も上がっている。
神社側は迷惑行為について、警察に相談。迷惑行為を発端に、韓国人観光客とトラブルも発生して暴行を受け、警察沙汰にもなったという。
今後の対策については「多くの韓国人を受け入れて、不敬行為までコントロールすることは、当神社のように小さな神社では対応が困難です。今後、韓国人の出入り禁止を解除するつもりはございません。神明奉仕する我々は毅然とした態度でこの場所を守っていきたいと思います」としている。
(「イット!」6月6日放送より)