専用機と変わらぬ操作感「エクスペリア プレイ」

 15日に開幕した東京ゲームショウでは、ソニーエリクソンが前日に発表したスマートフォン(高機能携帯電話)「エクスペリア プレイ」(10~11月に発売)を出展した。家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」のゲームが楽しめる“プレステケータイ”の実力は…。
 手にとってみると、スマホとしてはやや小ぶり。ただ、角も丸みを帯びており手になじみやすい。本体の下部をスライドさせると、まさにゲーム機。十字キーやプレステおなじみの○、△、×、□のボタンが現れた。ネット回線を経由してソフトを購入する「PSP GO」によく似ている。
 さっそく標準搭載されている「みんなのゴルフ2」をプレー。このゲームはPSPでも遊んだことがあるが、操作感はゲーム専用機と何ら変わらない。ボタンを押した際の反応も速い。3ホールほどプレーしたところで時間切れとなった。
 遊べるゲームが「みんごる2」や初代プレイステーションの作品であるのは、メモリーの容量などを考えれば致し方ないところ。電車内などでの暇つぶしに使うと思えば、これで十分なのかもしれない。
 新型携帯ゲーム機「PS Vita(ヴィータ)」が電話回線につながり、携帯電話はゲーム機能を搭載する。ソーシャルゲームの台頭を見ても、ゲームと携帯電話の境界線は限りなく薄くなってきている。(田端素央)

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