多賀城市など1市3町でつくる宮城東部衛生処理組合は1月から、使用済みデジタルカメラや携帯電話などの小型家電を回収し、再資源化する事業を始めた。
小型家電リサイクル法に基づく取り組みで、仙台市に続き2番目。小型家電に含まれる、貴金属やレアメタル(希少金属)を再利用し、ごみの減量を進める。
同月5日に多賀城市、松島町、七ケ浜町、利府町の市役所と町役場、公民館など22カ所に回収ボックスを設置。箱の投入口(縦20センチ、横40センチ)に入る奥行き30センチ以下の電話機やノートパソコンなどが対象となる。
回収は環境省のモデル事業として2月末まで行われ、約14トンの回収量を見込む。4月以降はあらためて市町の費用で実施する。
多賀城市生活環境課は「反響は大きく、予想を上回る廃棄家電が寄せられている。再資源化を進めてごみ減量を進めたい」と話している。
個人情報は削除し、乾電池などは外して持ち込む。削除に不安がある人にはボックス設置施設が破砕機を貸し出す。