過去の〝いじめ自慢〟で騒動となっていた小山田圭吾(52)が、東京五輪開会式の作曲担当を辞任した。
ひとまず騒動は鎮静化に向かうと思われるが、辞任によって頭を抱えているのはNHK。ソロユニット「Cornelius(コーネリアス)」として活動する小山田は、NHK・Eテレの名物番組「デザインあ」のすべての音楽を手掛けているからだ。
「Eテレは〝教育テレビ〟で、編成も子供向けや福祉・障がい者向けの娯楽を掲げて制作している。まさに小山田さんは障がいのある同級生へのいじめが問題視された。すでに局にも多くの抗議が届いており、今回の辞任で教育番組『デザインあ』の音楽も、これからどうなるか分からない」(編成関係者)
NHKは五輪はもちろんのこと、パラリンピックの放映に力を入れてきた。
これは多様性を尊重する〝共生社会〟の実現に寄与したいという考えからで、小山田の言動とは相いれないだろう。
大会期間中も番組で小山田の音楽は流れ続けることになり、ネット上で再びクローズアップされる可能性は高い。
「雑誌のインタビューは25年以上前とはいえ、その後もいじめ記事は何度もネット掲示板やSNSで蒸し返され、炎上を繰り返してきた。それでも小山田さんは謝罪しなかった。障がい者へのいじめに敏感になるべき番組のスタッフが、〝知らなかった〟では済まされない」(前同)
今年2月には200回目の放送を記念したスペシャル番組を放送。小山田はスペシャルライブ「デザインあLIVE」にメイン出演したばかりだった。
子供たちのデザインマインドを育むことを大切にしている同番組。すべての音楽を担当しているだけに、どうなるか…。