小林可夢偉の参戦を発表 フェラーリとアジア人初の契約

 フェラーリ傘下でF1チームなどを運営するスクーデリア・フェラーリは11日、元F1ドライバーの小林可夢偉(26)と契約したと発表した。フェラーリがアジア人ドライバーと契約するのは初めて。今季は同社のGTカー部門を担当するAFコルセから世界耐久選手権(WEC)に参戦する。
 2009年にF1にデビューした小林は昨季、10月の日本GP(鈴鹿)で3位表彰台に上がるなど結果を残したが、シートを得られず今季のF1参戦を断念。新たな活動先を探し、2月にはAFコルセのテストに参加していた。小林は「フェラーリ・ファミリーに迎え入れられ大変光栄。震災から2年を迎えた日本のすべてのみなさまのために、今季の新しい挑戦をささげたい」とした。
 WECはルマン24時間などを含むシリーズで、総合優勝を狙うLMP1クラスにはトヨタから中嶋一貴が参戦している。全8戦の今季は英国で4月14日に決勝が行われる「シルバーストーン6時間耐久」で開幕する。

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