尖閣、沖ノ鳥島、北方領土、竹島に本籍を置く日本人が増加中

尖閣諸島、北方領土、沖ノ鳥島、そして竹島――日本人が行けない「日本の領土」である。しかし、ここに本籍を持つ人々がいる。日本では現住所と関係なく国内のどこにでも本籍を置くことができるのだ。2008年、118名の日本人が北方領土に本籍を置いていたが、2010年11月30日時点では132 名、竹島も39名から約50名へと増加している。領土問題に思いを馳せる日本人の尖閣諸島、北方領土、沖ノ鳥島、竹島の本籍保有者は今後も増えるに違いない──。現在、どのような人たちが本籍を置いているのか、レポートする。
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 尖閣諸島に本籍を置く人々、約20名。そのひとりは奥茂治氏。職業、南西諸島安全保障研究会副理事長。本籍地、沖縄県石垣島宇登野城。
 北方領土に本籍を置く人々、約132名。こんな人々がいる。
 臼田誠治氏。職業、会社社長。本籍地、北海道根室市志発島。
 宮谷内亮一氏。職業、無職。本籍地、北海道国後郡留夜別村。
 小泉敏夫氏。職業、不動産業。本籍地、北海道色丹郡色丹村。
 沖ノ鳥島に本籍を置く人々、約210名。こんな人々がいる。
 土屋敬之氏。職業、都議会議員・拓殖大学客員教授。本籍地、東京都小笠原村沖ノ鳥島。
 竹島に本籍を置く人々、約50名。濱口和久氏がそのひとり。職業、日本政策研究センター客員研究員。本籍、島根県隠岐郡五箇村大字竹島。
※SAPIO2011年1月26 日号

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