Facebook、Twitterを活用した就職活動「ソー活」が話題を呼ぶ中、SNSを使った新たな就職活動支援ウェブサービス「ヒルカツ」が2012年2月1日から運用を開始している。
オンザボード(横浜市)、K2(横浜市)、慶應義塾大学などの学生が共同で立ち上げたもので、就活生と社会人が気軽に「一緒に昼食を食べる」ことができるサービスだ。
OB・OG訪問をよりフランクに
社会人から貴重な話を聞くチャンス
社会人から貴重な話を聞くチャンス
登録はFacebookを通じて行い、就活生はランチに行けるエリアや気になる業種を、社会人の側はエリアと自分の職業をそれぞれ入力する。条件を元にマッチングが行われ、サイト側から自動的にランチ相手候補が提示されるので、あとは気になる相手を見つけて約束を取り付ける。従来の「OB・OG訪問」の延長といえるが、先輩などのツテがなくとも気軽に申し込める。
開発にあたったオンザボードの担当者は、
「最近、学生・企業側がともに就活にSNSを取り入れ始めており、両者をマッチングしたいと考えました。昼の時間を使ってカジュアルに会いつつも、説明会などでは聞けないリアルな話を聞く機会になると思います」
と話す。
「有能な学生と早くに知り合える」
「ランチ」とSNSを結ぶサービスの中でも、出会いの目的を「就活」という切り口で明確化した点が出色で、サイトを公開した1月12日の時点で登録者は1000人を超える。
「社会人の側にも、自社に興味のある有能な学生と早く知り合えるメリットがあります。意識の高い学生や社会人を集め、『会いたい人に会える』サービスを目指します」