居酒屋の女性店員、発熱後も接客 山梨県特別チーム調査

 30日に新型コロナウイルス感染が確認された山梨県内の20代の居酒屋店員女性は発熱後も接客しており、県の新型コロナ対策特別チームは31日、濃厚接触者の特定を急いでいる。

 特別チームによると、女性は甲府市丸の内の居酒屋「三ツ星マート甲府駅前店」に勤務。21日に37・4度の発熱やせきなどの症状があったが、同日午後4時~22日午前1時ごろと24日午後4時~11時ごろに勤務していた。マスクを着けて接客していたという。

 同店はJR甲府駅に近い繁華街にある。この時間帯に店を利用した客は計約200人で、県は健康状態に不安がある場合は保健所に相談するよう呼び掛けている。

 女性は発症前の2週間以内に県外への外出や海外渡航をしていないことから、県内で感染した可能性が高いという。生活圏については、現段階では感染拡大防止に必要な情報ではないとして公表していない。

 山梨県の特別チームは、感染者がコンビニエンスストアでのアルバイトを伏せていた事例があったことから、県警からの出向者も含む24人で組織された。

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