ここ数年、自社製品のPB(プライベートブランド)商品の拡充で大幅な進歩を遂げたコンビニ。バリエーション豊富な酒類やさまざまな味の総菜は価格、鮮度、品揃えにおいて他の追随を許さない。そこで話題なのが、ほんの少しの工夫で贅沢な気分が味わえる「コンビニ呑み」だ。もはやこれは居酒屋を超えた!
◆居酒屋より安くてうまい!
便利だけど、品質や値段はいまいち……。そんなイメージの強かったコンビニだが、昨今、つまみとお酒をまとめて買って自宅で呑む「コンビニ呑み」が話題なのをご存じだろうか。堀江貴文氏も「激安居酒屋よりも断然うまい。どんなカクテルでも作れるくらい飲料類も充実」「コンビニ居酒屋ができたら激安居酒屋も瞬殺な気がする」などとブログでコメント。ネット上では賛同の声が溢れたほどだ。
「PBのレトルトや総菜の味は図抜けていますし、豊富な資本を生かした商品開発力は、居酒屋チェーンでも太刀打ちできません。コンビニの進化はすさまじいですよ」
そう人気の秘訣を分析するのは、業界事情に詳しい“コンビニ大王”として知られる竹内稔氏だ。
「こうした呑みが広まった理由のひとつは“コンビニ=高い”の印象が薄らいだから。この契機となったのがPBの導入なんです」
PBをうまく使えば、1000円でべろべろにもなれるのだ。また、さまざまな酒の魅力を日々PRする児島麻理子氏はこう語る。
「コンビニのPB飲料や果物を合わせれば簡単に本格的なカクテルが作れます。自宅でバー並みのクオリティかつ多種多様なお酒を味わうことも十分可能です」
さらに、コンビニはつまみとしての食材も充実している。
「値段も品揃えもスーパーに負けていません。コンビニ舐めんなって言いたいくらい。食材を組み合わせれば、そのへんの居酒屋より安くてうまい逸品が男性でも簡単に作れちゃいますからね」
とは、料理芸人のクック井上。氏。味の面でもコンビニの商品は常に更新されているのだ。
あらゆる面において急成長を遂げたコンビニ。おいしい酒と絶品料理が味わえる至高の晩酌をその舌で体感してほしい。