三菱東京UFJ銀行は31日、6月7日にリニューアルオープンする荻窪支店(東京都杉並区)の新店舗を報道陣に公開した。建築家、安藤忠雄氏が設計した5階建て店舗で、4階に屋上庭園を設け、市民の憩いの場として開放するなど、同行としては初めての本格的な「環境配慮型店舗」にしたという。
太陽光発電やLED照明の採用で、単位面積あたりの二酸化炭素(CO2)排出量を旧店舗にくらべ64%に削減。1階のATM(現金自動預払機)コーナーにあるモニターでは、その日に太陽光でどれだけ発電したかなどを確認できる。
2階の一角にはコミュニケーションスペースを設け、市民の絵画展や展示会に活用。佐藤聖(あきら)支店長は「閉鎖的な銀行のイメージを払拭(ふっしよく)し、地元との共生を図りたい」と話している。