屋形船起点に感染拡大か…都、新たに参加者3人の感染確認

東京都内の個人タクシー組合支部が屋形船で開いた新年会で起きた新型コロナウイルスの集団感染。都は16日、新たに参加者ら計3人の感染を確認し、屋形船を起点に感染が広がっている疑いが強まった。都の担当者は記者会見で、「(新たな感染ルートが)見つかる可能性がある」として危機感を強めている。

 発表によると、1月18日の新年会の参加者で感染が新たに分かったのは60歳代の男性タクシー運転手と30歳代の男性の2人。

 また、大田区の牧田総合病院蒲田分院に勤務する60歳代の男性医師の感染も確認。医師は、新年会には参加していなかったが、参加者で15日に感染が判明した50歳代女性看護師の同僚だった。

 医師は1月21、22、30日の少なくとも3回、病院外で看護師と食事をしていた。都は「院内感染ではなく、食事を通じて感染した」とみている。会食には同席者もおり、都は検査を検討するという。

 一方、屋形船と関係のない、都内在住の30歳代の男性会社員も感染。埼玉県に住む60歳代の男性ハイヤー運転手も、都内の医療機関を受診して感染が判明した。

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