「ヘリウムボイス」と呼ばれる独特の声で人気のタレント山崎バニラさん(33)が8日、白石市役所を訪れ、風間康静市長から市観光大使の委嘱を受けた。
東京育ちの山崎さんは母が宮城県白石市出身で、産婦人科医の祖父に市内で取り上げられた。子ども時代から度々白石を訪ねており、古里のような存在という。
風間市長は「白石を全国にPRしてください」と委嘱状を手渡した。市内の名所や特産品を紹介する同市オリジナルの観光PR名刺も贈った。
山崎さんは、白石城主だった片倉家の旗印で市章のモチーフにもなっている「黒釣り鐘」の由来に触れ、「白石の名前を全国、世界にとどろかせるお手伝いをしたい」と力強く抱負を語った。
金髪がトレードマークの山崎さんに似せた創作こけしも受け取り、「(特産の)白石和紙のように丈夫で長持ちする芸人を目指します」とちゃめっ気たっぷりに語った。
白石市の観光大使は山崎さんが第1号で任期は4月から3年間。初年度は、5月の市民春まつりや全日本こけしコンクール、10月の鬼小十郎まつりに参加する予定。