J2山形は31日、神奈川大のDF高木利弥(21)がJFA・Jリーグ特別指定選手に承認され、受け入れ先に決まったことを発表した。背番号は41。
高木は元日本代表FWで現J2長崎監督・高木琢也氏(46)の長男で、父が広島でプレーしていた1992年11月25日に広島県で誕生。父のV川崎(現J2東京V)移籍に伴って東京に引っ越した。FC東京U―15深川から進んだ帝京高では1、2年時に全国高校選手権に出場。2年連続で初戦敗退を喫したものの、ミドルシュートなどで才能の片りんを見せていた。
身長1メートル88の長身で“アジアの大砲”の異名を取ったストライカーの父とはタイプが違い、高校時代は中村俊輔(J1横浜)のような左利きのMFとして活躍。神奈川大進学後にサイドバックに転向していた。山形は現在の身長を1メートル78、体重は72キロと発表している。
特別指定選手として承認されたことで、高木は今後Jリーグの公式戦に出場可能になった。現役時代に国際Aマッチ44試合に出場し、歴代5位の27ゴールをマークした“アジアの大砲”のDNAを次ぐ利弥。山形は10月11日に行われるJ2第36節のホーム戦で、高木の父・琢也氏が率いるJ2長崎との対戦を控えており、“親子対決”が実現するか、注目される。