山形市の蔵王温泉スキー場で、樹氷が見頃を迎えている。
今月中旬の大雪と寒波で大きく成長した。好天に恵まれた29日は、樹氷をバックに記念撮影する観光客らでにぎわった。
樹氷は、空気中の水滴や雪が風で樹木に吹き付けられ、凍ってできる。樹氷群が見られる蔵王連峰の標高1600メートル付近は、昼間でも氷点下の寒さだが、近年は台湾や中国の観光客も多く訪れる。「スノーモンスター」の愛称を使った、蔵王温泉観光協会による海外向けPR策も誘客に一役買っているようだ。
樹氷群の真上を通る蔵王ロープウェイの運行会社によると、見頃は3月上旬まで。3月5日までは、夜間のライトアップも楽しめる。