山梨の製造業、宮城・大衡に新工場 「ニューテック」25年9月稼働 東京エレクトロンに部品供給

半導体製造装置用の制御ユニットなどを開発、製造するニューテック(山梨県甲斐市)が、宮城県大衡村の第二仙台北部中核工業団地に進出することが3日、分かった。新工場の建設は今月中に開始し、来年3月までに完成させ、同9月の稼働開始を目指す。半導体製造装置の東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)を中心に製品を供給する。

半導体製造装置用の製品を開発

 敷地面積は約2万700平方メートルで、建築面積は約5300平方メートル。半導体製造装置用の基板の開発、製造も担う。総投資額は約24億円。初年度の新規雇用は25人前後で、将来は150人近くに増やす見込み。

 ニューテックの県内工場は、2011年に大和町内に設立したのに続き2カ所目。半導体製造装置の需要が高まり、大和町の工場だけでは対応しきれなくなったため、新工場を設けるとみられる。

 ニューテックは11日、大衡村役場で県、村と新工場の建設に関する協定を結ぶ。同社は1984年の設立で資本金1000万円。従業員は今年3月末現在で114人。

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