山響と仙台フィルが共演 マーラー「復活」演奏 山形

設立40周年を迎えた山形交響楽団と、仙台フィルハーモニー管弦楽団が19日、東日本大震災の復興を祈る合同コンサートを山形市で開き、マーラーの交響曲第2番「復活」を演奏した。訪れた聴衆は迫力ある演奏に聞き入った。
 山響と仙台フィルは東北で二つだけのプロオーケストラ。「被災地復興のために一つのものを作れないか」と山響が合同演奏会を提案、指揮者を務める山響の音楽監督、飯森範親さん(49)が「復活」を選んだ。
 会場には約1100人が訪れ、飯森さんが開演前に「『復活』を高らかに演奏します。私たちが何を伝えたいか、思いを巡らせながら聴いてほしい」とあいさつした。
 90分を超える大曲の演奏が終わると、「ブラボー」という歓声が客席から相次いだ。
 20日は仙台市で同じプログラムの演奏がある。

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