岐阜市や岐阜県大垣市など県南西部で、小中高の児童・生徒や教職員らが目のかゆみやじんましんのアレルギーのような症状を訴えた問題で、県は13日、県のブランド米「ハツシモ」などイネ科植物の花粉が原因とみられると発表した。
発表によると、県が大垣市民病院に依頼して花粉の飛散状況を調べた結果、発症者が2377人で最も多かった8日は、イネ科植物の花粉が1平方センチ・メートルあたり101個と極めて多く確認されたという。
県南西部では、8月下旬~9月初旬に開花するハツシモが水稲作付面積の6割以上を占めており、花粉が飛ぶ時期と発症時期が重なっていることから、県では台風12号の強風で例年より花粉が広範囲に飛散し、多数の発症者が出たとみている。