岩手で大注目「森のレバ刺」…正体は天然キノコ「アミタケ」なんです

レバ刺しのような食感を楽しめるが、正体は天然のキノコ「アミタケ」。

 キノコ独特の臭いやクセがなく、ごま油との相性も抜群だ。

加熱処理するとレバーに似た赤褐色に

 洋野町のキノコ加工・販売「長根商店」が牛のレバ刺しから着想を得て開発し、2018年から販売。同町を含む三陸地域では海から吹く冷たい風「やませ」の影響で、良質なキノコがよく採れる。ただ同町で収穫できるアミタケは量が少なく、大根おろしであえて食べるのが主流だったという。

 収穫時のアミタケは黄色だが、加熱処理すると鉄分が反応してレバーに似た赤褐色になる。同社では中国産アミタケを輸入し、自社工場で加工。加熱温度や塩加減を細かく調整し、形や食感、色味まで本物さながらの完成度に仕上げた。

「ごま油におろしニンニク、お酒にも合います」

 「長根商店」社長の長根繁男さん
 「標高3000メートル級の山岳地帯で採れたアミタケを用い、常温で約3か月保存できます。新鮮なレバ刺しのような食感でおいしいです。ごま油におろしニンニクを入れて食べるとお酒にも合い、お勧めですよ」

お取り寄せ

 80グラム、594円(税込み、送料・代引き手数料別)。注文は公式オンラインストア

 全国各地の郷土色豊かな味覚。お取り寄せもできる「ふるさとの逸品」を紹介します。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。

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