岩手・宮城「復興できる」4割に…被災者調査

 東日本大震災は11日、発生から2年になる。この日を前に、読売新聞が岩手、宮城、福島3県の被災者計500人にアンケート調査を行ったところ、岩手、宮城両県で「地域は復興できると思う」と答えた人が半年前の前回調査から7ポイント増えて40%となり、「思わない」(37%)を1年9か月ぶりに上回った。
 福島県では「思う」の21%に対し、「思わない」が56%で、復興のきざしが見え始めた岩手・宮城と、原発事故に苦しむ福島との違いが浮かんだ。福島では「暮らしていた地域に戻りたい」は3ポイント減の46%と過去最低だった。
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 震災の避難者はまだ約31万5000人おり、長引く避難生活のストレスなどによる「震災関連死」は読売新聞の集計で少なくとも2601人に上ることもわかった。11日は、全国各地で追悼式典が執り行われる。

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