岩手県遠野市で収穫した新鮮なホップを使ったキリンビール「一番搾り とれたてホップ生ビール」の仕込み式が16日、仙台市宮城野区の同社仙台工場であった。
工場スタッフのほか、多田一彦遠野市長ら約50人が出席。末武将信工場長や多田市長らが煮沸釜にホップを投入すると、爽やかな香りが立ち上がった。
遠野ホップ農協の菊池一勇組合長は「今年は例年に比べて成長が遅く心配したが、結果的には昨年より15%多い約32トンを収穫できた。全国の皆さんに遠野産ホップでできたビールを楽しんでほしい」と話した。
とれたてホップ生ビールは、ホップを収穫から24時間以内のみずみずしい状態で凍結する同社の特許技術を用いているのが特長で、2004年から季節限定の商品として販売。今年は仙台を含む5工場で約40万ケース(大瓶換算、1ケース20本)が製造され、11月1日に全国で売り出される。