キリンビールと東北の醸造所15社が岩手県遠野市産ホップ「IBUKI(いぶき)」を使い、それぞれ醸造・発売したビールの評価会が14日、仙台市宮城野区のキリンビール仙台工場であった。東北大と宮城大の学生8人が招かれ、若者のビール離れに歯止めがかかる味わいかどうか、試飲した感想を率直に伝えた。
フルーツビールやIPA(インディア・ペールエール)など14種類が出され、学生たちは飲み比べながら評価。一番好きな味を発表し、味やパッケージへの意見を述べた。
宮城大3年の浅野有美さん(21)=宮城県名取市=は「スッとなくなるような後味のビールは、初心者でもおいしく飲めると思う」と語った。
米沢ジャックスブルワリー(山形県米沢市)の槙山秀都代表(42)は「若者の言葉が励みになった。ビールが苦手な人たちを意識して作りたい」と話した。