岩手・陸前高田と野田の津波被災写真の出張返却会、仙台で8日

東日本大震災の津波で汚れた写真などの返却を続ける陸前高田市の一般社団法人「三陸アーカイブ減災センター」が8日、4年ぶりに仙台市で出張返却会を開く。初めて参加する岩手県野田村と合同で実施し、思い出の品の持ち主を探す。

 仙台市青葉区の市福祉プラザを会場に午前10時半から午後6時まで、陸前高田市で見つかった写真や写真データなど約7万6400点を閲覧できる。野田村の写真なども約1万2000点に上る。

 本年度、復興庁の「心の復興事業」に採択され、県外活動を再開した。8、9月に東京都で開いた返却会では、21人に計34枚の写真を返した。秋山真理代表理事は「簡単に探すことができるので、訪れてほしい」と呼びかける。

 法人は12月3日にも仙台市の同じ会場で返却会を行う予定。

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