国民的人気アイドルグループ「嵐」が、今年4月に開催を予定していた中国・北京での公演を断念することが17日、所属するジャニーズ事務所の公式サイトで発表された。新型コロナウィルスの感染が拡大している状況を踏まえたもので、コンサート会場が「鳥の巣」であったことも明らかになった。
この日、同事務所は「嵐 北京公演についてお知らせ」と題した書面をアップし、「この度の新型コロナウィルスの感染が拡大している状況に鑑み、関係各所の皆様と協議を重ねた結果、今回の開催は断念することになりました」と、断念に至った理由を説明した。
書面では「この度、2008年の北京オリンピックの会場でもありました『北京国家体育場(鳥の巣)』をご用意いただき」と、鳥の巣での開催を予定していたことを明らかにした。
北京国家体育場は中国最大の陸上競技場、スタジアムで、08年に完成し、北京オリンピックのメインスタジアムとして使用された。独特の形状から「鳥の巣」という愛称で呼ばれ、15年の世界陸上でも使用された。