川の土砂流出、太平洋沖20キロ到達か…宮城~静岡まで

台風19号の影響で大量の土砂が宮城県から静岡県にかけての太平洋沿岸に流れ出ている様子を、宇宙航空研究開発機構( JAXA ( ジャクサ ) )の気候変動観測衛星「しきさい」が撮影した。

 13日午前10時50分頃に撮った画像は、河川から土砂が多く流れ出た場所で、海水が変色している様子をとらえた。データを独自に解析した広島大の作野裕司准教授(衛星海洋学)は「土砂は沿岸から10~20キロ沖合に到達したとみられる」と話す。

 東京海洋大の荒川久幸教授(沿岸環境学)は「アワビやウニなどのエサになる海藻の繁殖に重要な時期で、アワビなどの水揚げ量が減る恐れもある」と指摘する。

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