川島隆太教授ら3人が観光大使に「蔵王町の魅力発信」

蔵王町は、地域の観光振興などを目的とした広告塔として、東北大教授の川島隆太さん(65)、同町の水彩画家加川広重さん(47)とシンガー・ソングライター幹(miki)さん(38)の3人に町観光大使を委嘱した。任期は3年間。

 任務は日常の活動を通じた町のPRや情報発信、町の事業やイベントへの参加など。町役場で16日にあった委嘱状交付式では、村上英人町長が地元遠刈田系の伝統こけしや蔵王チーズのセットを3人に手渡した。

 講演会をきっかけに大使就任の打診があった川島さんは町を月に1、2度訪れるといい、「野菜を買ったり、温泉に漬かったりと満喫している。消費者の代表として魅力を発信する」とあいさつした。

 町内で絵画展などを開く加川さんは「自然の美しさの中でも特に田園風景が好き。観光だけでなく、移住を勧めるようなPRをしたい」と語った。幹さんは「今まで自称観光大使として活動していた。今後は町公認の大使として、音楽を通じて地域の良さを伝えていく」と誓った。

タイトルとURLをコピーしました