川崎大師 10年に1度の大開帳

厄よけで知られる川崎市の川崎大師で、10年に1度、本尊を公開する「大開帳」と呼ばれる行事が1日から始まりました。
川崎大師の「大開帳」は、250年以上前の江戸時代から続く伝統行事で、明治17年からは10年に1度、1か月間にわたって本尊の弘法大師の像を公開し盛大な供養を行っています。
1日は午前10時すぎから僧侶や信徒らが境内を練り歩いたあと、大開帳の始まりを告げる「開白(かいびゃく)大法要」が営まれました。
境内には期間中白い布の垂れ下がった高さ10メートルの供養塔が設けられ、白い布は触ると本尊と同じ御利益があるとされることから、布を握りしめながら熱心に拝む人の姿も見られました。
また「赤札」と呼ばれる弘法大師の直筆とされる文字が刷られた特別なお守りが配られていて、赤札をもらおうと参拝客が行列をつくっていました。
赤札を受け取った会社員の男性は「非常に御利益があると伺ったので訪れました。心身が清らかになって何かよいことがありそうです」と話していました。
大開帳の行事は今月31日までの1か月間続けられます。

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