巨大モザイク画「お釜」を制作 宮城・蔵王高

宮城県蔵王町の蔵王高(生徒250人)で26日、全校生徒が制作した巨大なモザイク画が披露された。震災復興支援への感謝の思いを込めた作品で、10月13~16日に開かれる第25回全国健康福祉祭「ねんりんピック宮城・仙台2012」の蔵王町会場で展示する。
 縦7メートル、横8.5メートルの大作で、制作期間は約3カ月。2.5センチ四方に切った8色の折り紙18万4800枚を台紙に貼り、蔵王連峰のシンボル「お釜」を描いた。「全国からの復興支援に感謝します」とのメッセージを添えた。
 蔵王高では毎年、文化祭に合わせてモザイク画を制作している。蔵王町でねんりんピックのゲートボールが開催されるため、全国から訪れる人たちに復興支援への感謝の思いを伝えようと企画した。
 制作を中心的に進めた文化祭実行委員長の3年及川遼太郎君(18)=亘理町=は「復興に向けて被災地が頑張っている姿を全国の人に見てほしい」と話した。

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