1970年代に一世を風靡(ふうび)した、永井豪氏原作の巨大ロボットアニメ「マジンガーZ」が、45年ぶりの映画『劇場版 マジンガーZ』(仮題)として公開されることが25日、わかった。制作は東映アニメーション、配給は東映。公開日も含め、内容など詳細はまだ明らかになっていないが、真っ赤に燃えたぎったブレストファイヤーが印象的なイメージグラフィックがお披露目された。
【写真】過去には…『マジンガー』シリーズのロボットを美少女アニメ化
原作は、1972年に永井氏によって『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載された漫画作品。搭乗型巨大ロボットの祖となる作品で、多彩な武器と圧倒的な強さを誇る「マジンガーZ」の迫力と存在感、主人公・兜甲児をはじめとする個性的なキャラクターで人気を集め、爆発的な人気を博した。
アニメーション作品の「マジンガーZ」も、70年代にテレビ放送されると最高視聴率30%を超える大ヒットを記録。合体・乗り込み型ロボットアニメの元祖として多くの男の子に夢と希望を与えただけでなく、その後もヨーロッパ、中南米など世界中で放送され、ハリウッド映画『パシフィック・リム』のギレルモ・デルトロ監督など、世界中のクリエーターにファンが存在。各国のSFロボットアクションに影響を与えた。