市場に活気 サンマ大量入荷・仙台

 仙台市中央卸売市場(若林区)に1日早朝、北海道東部沖で捕れたサンマが大量入荷した。秋を代表する味覚の登場に市場は一気に活気づいた。
 入荷したのは、北海道根室、釧路両市の漁港で8月30日に水揚げした約1200トンのうちの約40トン。昨年は不漁だったが、ことしは例年並みの出だしとなった。
 競りでは1匹150~180グラムのサンマが、1キロ1000円前後で取引された。スーパーや鮮魚店などの店頭価格は、1匹200~300円になる見込み。
 水産物卸業仙台水産の及川智弘さん(42)は「最近2年ほどは水温が高く、南下が遅れていた。ことしは大ぶりの型をしている」とほっとした様子だった。
 仲卸業の男性は「まだ脂が薄い。もう1週間もすれば最高のサンマになる」と期待した。

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