希望の火 間もなく 石巻に「聖火台」設置

国立競技場(東京)の建て替えに伴い、東日本大震災で被災した宮城県石巻市に一時貸与された聖火台が18日、市総合運動公園に設置された。27日に石巻で初めて火がともされる。
関係者が見守る中、作業員が聖火台を大型クレーンでつり上げ、慎重に台座に収めた。
聖火台は高さ、直径ともに2.1メートルで、重さは2.6トン。台座は高さ2.5メートル、幅最大8.3メートルのコンクリート製で、市内の建設会社などが無償で提供した。3本の柱が支えるデザイン、表面には宮城県産杉で木目を付けた。
市総合運動公園などで27、28の両日実施される「第1回いしのまき復興マラソン」に合わせ、除幕式と点火式が27日午後1時半からある。聖火台は2019年3月まで展示される予定。
誘致を進めた民間の委員会会長を務める浅野亨石巻商工会議所会頭は「聖火台の希望の明かりを復興の力にしたい」と話した。

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