希望の絵 未来の光「灯のみち」始まる 岩沼・竹駒神社

東日本大震災からの復興を願い、子どもたちが描いた絵をあしらったあんどんをともすプロジェクト「灯(あかり)のみち」が10日、宮城県岩沼市の竹駒神社で始まった。11日まで。
 被災地支援に取り組む日本サインデザイン協会(東京)が全国からの義援金を活用して開催した。市内の小学生約200人と協会会員が描いた絵入りのあんどん約60個が参道の両側に並んだ。
 ろうそくに火をともすと、復興した街並みや七夕飾りなどさまざまな絵が美しく浮かび上がった。「笑顔で歩もう」「明日を信じて」などのメッセージも添えられ、訪れた人は柔らかな明かりに犠牲者の鎮魂と被災地の復興を祈った。
 同協会東北支部の関係者は「復興にはまだ時間がかかるが、被災者の心に希望の灯がともってほしい」と話していた。
 あんどんの設置は午前10時~午後9時で、午後6時半に点灯する。

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